第19章 偽死計画を続ける

杉浦美雪は吐きすぎて気を失いかけたが、そのたびに杉浦杏奈に「たまたま」助けられた。

杉浦美雪は悔しさで歯ぎしりしながらも、杉浦杏奈に対して有効な手を打てない。

まるで別人だった。もう小言を言ってこないどころか、何かにつけて自分を気にかけてくる。

さっき蛇の肉を食べさせられたことを思い出し、杉浦美雪はまた込み上げてきたものを必死に堪えた。

結局、松岡毅が仕切って蛇肉をしっかり焼き直し、どうにか全員が口にできる状態にした。

そうしてまた一日をやり過ごしたものの、誰の顔にも喜びはない。ただ、疲れ切ったような無感動だけが張りついていた。

夜になると、再びヘリの音が響いた。

田中海次は勢...

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